インスピレーション:Green Green Green

母は5月6日に亡くなりました。去年の11月から介護をしていましたが、月日はあっという間に過ぎてしまいました。母がいなくなり本当に寂しいです。

親の介護は辛いものと思っていましたが、母と過ごした時間は本当に楽しかった。お正月、母の誕生日のお祝いをしたり、雪を見たり、庭いじりをしたり、花見をしたり、料理をしたり。母とは離れて暮らしていたので、母との生活は貴重な思い出となりました。  

母は気丈な人で泣き言一つ言わなかった。私のほうが力をもらっていました。母のようにいつも強くなどなれないと思う。

母は自然に生きてちょうど桜が散るように静かに去っていきました。ちょうど桜が散った後、緑が茂るよう、母が去ったころ、あたり一面緑のシーズンでした。まるで、母がいつもそばにいるよと言っているようでした。緑は生命の象徴。母は地上から去りましたが、生命やスピリットは永遠だと信じたい。

下の絵を最愛の母からインスピレーションをもらって描きました。母もアーティストでした。この絵を母に捧げます。

Title: Green Green Green, Acrylic and pastel on paper, 13"x18", Kikuko Sakota, May 22, 2014.

トーキョーアートナビゲーション

5月15日からトーキョーアートナビゲーションの公式フェイスブックで今週のアーティストピックアップで紹介していただいています。トーキョーアートアートナビゲーション編集部の皆さんどうもありがとうございます。リンク先は以下の通り。

https://www.facebook.com/TanCompe

Spring Song

インタビューで、描くときになにかイメージがあるかと聞かれた。答えはイエス。

時折、何の考えもなしに思いつくまま筆を動かすと、よく失敗する。キャンバス上をよく見て、その空間に何が必要なのかを読み取る。けれど基本的に、考えてる絵のイメージを明確にする。

下の絵のタイトルはSpring Song, 13"x18", (インチ)Acrylic and pastel on canvas.

初めから黄緑とピンクを使ってソフトな筆づかいで静かで繊細な春の歌が描きたかった。

スカイプのインタビュー

Katie Adler が彼女の番組でアーティストゲストとして招待してくれた。

モデレーターがとても上手だったので、意外とうまくしゃべれた。

まさかわたしがインタビューされるなど思わなかったが、聞いてくださる方に話すことってあるんだと思った。

 Katie 、そしてリスナーの皆さんどうもありがとうございました。

さくら

毎年春の訪れるころに、さくらの絵を描くことがある。

下の絵は2008年の作品。抽象画を描こうとは思わず、花びら、枝や幹が青空のもと日差しを反射しているところを描こうとした。さくらはよく描かれるテーマなので、自分なりの解釈で方法で描きたかった。このころから筆やパステルの方向、力や使い方を意識しだした。

Sakura, Acrylic and pastel on canvas, 2008, 21"x18", Kikuko Sakota Art, http://www.kikukosakota.com/

Sakura.jpg

毎日ブログする

英語でもブログを書いていますが、外国人の英語を読んでくださる読者に感謝しています。

たしかあるアートコンサルタントが毎日ブログするのが良いブロガーになる秘訣だといっていました。

また紙を使って描いたが、今度はちょっと固い感じになっている。気軽に描こうとしたが入りこんでむきになってしまった。

感じたことを絵にした。とても単純。鳥のように飛びたい。そらを両手で抱えてみたい。

Title: Wish I Were A Bird, Acrylic, pencil and pastel on paper, 18"x21", Kikuko Sakota

Kikuko Sakota Art http://www.kikukosakota.com/

Wish I Were A Bird-01.jpg

直観

たいてい絵を描くときはキャンバスをつかうが、気軽に日記を書くように描くときは紙を使う。正直、筆を強く押し付けられるので、キャンバスのほうが好きだ。

今日は3月1日で春の予感。何かわくわくする。何か新しいことが訪れる予感。

Title: Coming Soon, Acrylic and pastel on canvas 21"x18" Kikuko Sakota, 2014,

Kikuko Sakota Art http://www.kikukosakota.com/

Coming Soon-02.jpg

製作中の作品:4日目(完成)

今週は集中できなかったので今日は絵に専念した。前回までは画面に動きと原色の葛藤があった。「意志の力」を描きたかったが、自分自身が優柔不断なので、それはやめて気持ちの赴くままにした。

人には強い面と弱い面があると思う。今日の私は弱く意志が弱いようだ。

タイトル:Girl, 18x21インチ、アクリル、パステル、キャンバス, http://www.kikukosakota.com/

タイトル:Girl, 18x21インチ、アクリル、パステル、キャンバス, http://www.kikukosakota.com/

金メダル

日本が男子フィギュアすスケートで金メダルをとった。羽生選手のエネルギッシュなパフォーマンスと金メダルへの道のりに感動した。

東北の震災で自宅が倒壊し、スケートをあきらめかけたが困難を克服し、メダリストになった。

また、彼の言葉にはっとした。「金メダリストになったのは被災地復興への第一歩。」と。

製作中の作品:第一日

ちょうど今新しい作品を描き始めた。下の画像は製作途中の画像。

ライトグリーンが何か芽生えていることを象徴する。私の中で何かが始まっているが、次が何かはわからない。完成した絵のイメージは大体ある。


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好きなアーティスト1

1994年初めてオーストラリアのシドニーに行った。その年を覚えているのは阪神淡路大震災の前の年だから。生まれた時にもらったコアラのぬいぐるみをテディーベアとして持っていたので前からコアラを見たいと思っていた。

観光地を回り、ロックスを歩いているとギャラリーがあった。

中に入ってみたのは大胆な構図と魅力的で説得力のある配色の絵だった。今まであんなに優れた作品を見たことがなかったのでびっくりした。そしてその時、絵を描くことをライフワークの一つとしようと心に決めた。 

それはケン・ドーンギャラリーだ。後で知ったが、ケン・ドーン氏は日本でも個展をし、雑誌ハナコの表紙の絵を描いている。今でも母と弟は彼のセーターとTシャツを着ている。

私の絵の描き方

最近は、形より、空間を描こうとしている。今描きたいのは、形のない、エネルギー、雰囲気、音や空気だから。

.下の絵では森の中で感じたことを描こうとした。そこにいた時を思い出そうとしながら色のコントラストや構図を考えた。

.始めは暗い青と白(unbleached titanium)から始めて、あとは絵が必要とすると思うものを描いていった。描き終わったとき自分の心に思い描いていたものだとは思ったが、次は大胆な構図のものがいいと思った。

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Daybreak : 色

私はたいていあえて原色を使うし周りの人もそう思っている。

次の絵ではどんな色を主役にしようかと考えていた。

ところで2009年ごろラルクエンシェルのファンだった。その頃の曲のDaybreaks's bellという反戦の歌にインスピレーションをもらった。

表現と構図はシンプル。暗い背景の上部に夜明けの鐘を描き中に希望を表す星を描いた。

これはその当時描いたものがパステルのひっかきが多かったので、改めて上に描きなおした。よくなっていればいい。

daybreak2013.jpg

次に描く作品

一つの作品を書き終えると、どんなものでも満足感はある。そして描き終わった作品を見ると、ある考えが浮かぶ。それはたいてい、その作品でできなかったことだ。そこから次のステップや次に越えなければならないことを考え付く。

下の作品では野の草花が芽吹くイメージを描こうとした。パステルや筆で芽吹くところを表現したが、赤い部分とその他の部分のバランスはどうかと思う。だから、次に似たようなテーマで同じ表現で、別の配色や構図を使ってみようと思う。

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黄色

下の絵では桜が開花したところを描こうとた。

 黄色は太陽を反射していることを表現するために使っている。

 

桜の花びらの色は薄いピンクで白く見える。そこで空や太陽の色を帯びていると思う。

桜は毎年春に咲き、日本人の多くが開花を待っている。

 

 

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魔女の森

森の中を歩くのは新鮮な空気を感じられるので好きです。緑に囲まれるとリラックスします。自然を見るときはおとぎ話や古い伝説の魔女のことなど思いも尽きません。

でもキャンバスの前に立っていると突然森に棲んでいる魔女のことを思いつきました。下の作品は魔女がどこかに住んでいる想像の世界を描こうとしたものです。

この絵のどこに魔女が潜んでいるか想像つきますか?

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